梅酒って、なんであんなに飲みやすいんでしょうね。
甘くてとろっとして、気づけばおかわりしている。
でも飲みながら、ふと思うわけです。
「これ、絶対太るやつだよな…」と。
先に結論から正直に言います。梅酒は100mlあたり約155kcal・糖質約21g。量あたりで見ればお酒の中でもトップクラスです。
ただしロック1杯(90ml)なら約140kcalと、実はビール350ml缶とほぼ同じ。1杯の量が少ないので、飲み方次第で普通に付き合えます。
今回はメーカーさんの「太るは誤解」みたいな擁護はナシで、食品成分表と厚生労働省のデータを頼りに、数字で正直に検証していきますね。
- 梅酒のカロリー・糖質の実数(日本食品標準成分表ベース)
- ロック・水割り・ソーダ割りなど割り方別の1杯カロリー早見表
- ビール・ワイン・ハイボールなど6種のお酒との二軸比較
- 厚労省基準で見た梅酒の適量は「ロック2杯まで」
- 太らない飲み方4選と、糖質オフ銘柄・手作り梅酒の工夫




梅酒のカロリー・糖質はどのくらい?【結論:量あたりは酒類トップクラス】
まず、梅酒のカロリーと糖質の”素の数字”から見ていきましょう。
文部科学省の「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」によると、梅酒は100gあたり155kcal・炭水化物20.7g。
お酒のカロリーは「アルコール由来」と「糖質由来」の2つで決まるんですが、梅酒はその両方をしっかり持っています。
いわばアルコールと糖質の合わせ技でカロリーが高くなるお酒なんです。
毎晩なにかしら飲んでいる私のまわりでも、「梅酒は果実のお酒だからヘルシー」と思っている人、本当に多いんですよ。
まずはこの構造を押さえておきましょう。
100mlあたり約155kcal・糖質約21g(食品成分表ベース)
基礎データを表にまとめました。
※梅酒は水より少し重い(比重約1.04)ため、正確に100ml換算すると約161kcalになりますが、本記事では分かりやすさを優先して100ml≒100gの概算で統一します。
ピンとこない方のために身近なもので例えると、梅酒の糖質は同じ量のコーラの約2倍。
ロック2杯(180ml)で、お茶碗3分の2杯分のご飯とほぼ同じ糖質になります。
| 区分 | カロリー | 糖質(炭水化物) |
|---|---|---|
| 100gあたり(食品成分表) | 155kcal | 20.7g |
| 100mlあたり(概算) | 約155kcal | 約21g |
| ロック1杯(約90ml) | 約140kcal | 約18.6g |
割り方別|1杯あたりカロリー・糖質早見表
とはいえ、梅酒をボトルからラッパ飲みする人はいません。
実際に飲む「1杯」に換算してみましょう。
一般的なレシピの比率で、割り方別に計算したのがこの早見表です。
ポイントは、同じ1杯でも割り方しだいで最大約2倍の差がつくこと。
ロックの約140kcalに対して、梅酒45mlの薄めソーダ割りなら約70kcalで済みます。
「何で割るか」より「梅酒を何ml使うか」がすべてなんですよ。
※いずれも100ml≒100gとした概算です。割りものは水・無糖炭酸・お湯(いずれも0kcal)を想定しています。
| 飲み方(1杯のレシピ) | カロリー | 糖質 | 酒おやじメモ |
|---|---|---|---|
| ロック(梅酒90ml) | 約140kcal | 約18.6g | 一番うまいが一番重い |
| 水割り(梅酒60ml+水90ml) | 約93kcal | 約12.4g | 食中酒向き。ロックから約3割カット |
| ソーダ割り(梅酒60ml+無糖炭酸90ml) | 約93kcal | 約12.4g | 満足感が高く、飲みすぎ防止にも◎ |
| お湯割り(梅酒60ml+お湯90ml) | 約93kcal | 約12.4g | 冬の定番。ゆっくり飲める |
| 薄めソーダ割り(梅酒45ml+無糖炭酸105ml) | 約70kcal | 約9.3g | ロックのほぼ半分。晩酌の2杯目に |

他のお酒と比較|梅酒のカロリーは本当に高いのか

梅酒のカロリーが高いのか低いのか、他のお酒と比較しないと本当のところは分かりません。
そこでここでは、晩酌でおなじみの6種類のお酒を「100mlあたり」と「1杯あたり」の二軸で並べてみました。
この二軸で見るかどうかで、結論がガラッと変わるんです。ここがこの記事の核です。
【100mlあたり×1杯あたり】6種の酒との二軸比較表
数値は日本食品標準成分表をもとにした概算です。
まず「100mlあたり」の列を見てください。
梅酒はビールの約4倍のカロリー。糖質にいたっては約7倍です。
ウイスキーや焼酎の原液カロリーは梅酒より高いですが、こちらは糖質ゼロで、そもそも原液のまま量を飲むお酒ではありません。
糖質を含むお酒の中では、梅酒は文句なしのトップクラスです。
ところが「1杯あたり」の列を見ると景色が変わります。
梅酒はロック1杯90mlと飲む量が少ないので、1杯約140kcalはビール350ml缶とほぼ同じなんですよ。
| お酒 | 100mlあたり | 糖質/100ml | 1杯の目安 | 1杯のカロリー | 1杯の糖質 |
|---|---|---|---|---|---|
| 梅酒 | 約155kcal | 約20.7g | ロック90ml | 約140kcal | 約18.6g |
| ビール(淡色) | 約40kcal | 約3.1g | 350ml缶 | 約140kcal | 約10.9g |
| 赤ワイン | 約68kcal | 約1.5g | グラス125ml | 約85kcal | 約1.9g |
| 日本酒(純米酒) | 約102kcal | 約3.6g | 1合180ml | 約184kcal | 約6.5g |
| ウイスキー | 約234kcal | 0g | ハイボール1杯(原酒30ml) | 約70kcal | 0g |
| 焼酎(乙類25度) | 約144kcal | 0g | 水割り1杯(原酒60ml) | 約87kcal | 0g |
誠実な結論|量あたり最強クラス、でも1杯なら他の酒と同程度
つまり、こういうことです。
梅酒は「量あたり」なら最強クラスに重い。でも1杯の量が少ないから、1杯だけならビール1缶と同程度。
ただし、正直に言っておかないといけないことが2つあります。
ひとつは糖質。カロリーはビールと同水準でも、糖質はロック1杯でビール1缶の約1.7倍。
糖質を控えている人にとって、梅酒は正直不利なお酒です。
もうひとつは杯数です。
90mlのロック1杯って、酒飲みには正直物足りないんですよ。
私も晩酌に梅酒を出すと、ついつい2杯目、3杯目と手が伸びます。
おかわりした瞬間、ビールとの「同程度」は崩れて一気に不利になる。この構造は覚えておいてください。
白状すると、うちの梅酒はもうチョーヤの大きいボトル一択です。安いものから高いものまでひととおり飲んでみて、値段に対する美味しさがずば抜けていたのがこれでした。ただ飲みやすくて美味しいというのは、カロリーの話では完全に敵なんですよね。気づけば減っている。梅酒で唯一こわいのは、味でも度数でもなく、この飲みやすさだと思っています。


梅酒は太る?厚労省の適正飲酒基準で見る「1日の適量」
「梅酒 太る」で検索した方が本当に知りたいのは、結局「どれだけなら飲んでいいのか」だと思うんです。
太るかどうかは、1杯のカロリーよりトータルで飲む量で決まります。
そこで基準にしたいのが、厚生労働省「健康日本21」が示す1日平均純アルコール約20g程度という「節度ある適度な飲酒」の目安です。
これを梅酒に当てはめて数値化してみました。
純アルコール20g基準×カロリーの照合表|梅酒の適量はロック2杯まで
純アルコール量は「量(ml)×度数÷100×0.8」で計算できます。
度数14%の梅酒なら、ロック1杯(90ml)で約10g。
つまり梅酒の適量は、厚労省基準でロック2杯(180ml)までという計算になります。
杯数ごとの数字を照合表にするとこうなります。
なお、2024年2月に厚生労働省が公表した「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」では、生活習慣病のリスクを高める飲酒量として1日あたり純アルコール男性40g以上・女性20g以上という数値が示されています。
女性の場合、ロック2杯ですでにリスク上昇ラインに達します。
「2杯まで」はあくまで上限であって、推奨量ではないと考えてください。
※度数14%・1杯90mlとした概算です。銘柄の度数(8〜15%程度)によって変わります。
| 杯数(ロック90ml換算) | 純アルコール | カロリー | 糖質 | 厚労省基準での位置づけ |
|---|---|---|---|---|
| 1杯(90ml) | 約10g | 約140kcal | 約18.6g | 目安の約半分。安全圏 |
| 2杯(180ml) | 約20g | 約280kcal | 約37g | 「節度ある適度な飲酒」の目安に到達。ここが上限 |
| 3杯(270ml) | 約30g | 約420kcal | 約56g | 目安を超過。女性のリスク上昇ライン(20g)の1.5倍 |
毎日・寝る前に飲むとどうなる?酒おやじの本音
正直に言うと、私は「毎日梅酒」はおすすめしません。
理由は3つあります。
まず、高糖質×高カロリーが毎日積み上がること。
次に、度数10〜15%と見た目より強いお酒であること。
そして、甘くて飲みやすいぶん量の管理が緩みがちなことです。
また、空腹時に甘いお酒を流し込むと血糖値が上がりやすいとされています。
寝る前の一杯も、夕食後に何も食べていなければカロリー収支的にはまだマシですが、就寝直前の飲酒自体が睡眠の質を下げるとされています(厚生労働省 e-ヘルスネットより)。
寝る前の梅酒を毎晩の習慣にするのは、カロリー以前に睡眠の面でもおすすめできません。
晩酌好きの私が言うのもなんですが、梅酒は「毎日の作業」ではなく「たまの楽しみ」くらいの距離感がちょうどいいお酒だと思いますよ。
太らない梅酒の飲み方4選
ここからは実践編です。
精神論ではなく、ここまでの早見表・照合表の数字を根拠に、太りにくい梅酒の飲み方を4つ紹介します。
どれも私が晩酌で実際にやっている方法ですよ。
①無糖ソーダ割り・お湯割りで「1杯を薄く長く」
早見表のとおり、梅酒60mlの無糖ソーダ割りなら1杯約93kcal。
ロックと比べて約3割のカロリーカットになります。梅酒45mlの薄めソーダ割りなら、ほぼ半分です。
しかも炭酸のおかげで満足感があり、1杯を長く楽しめる。
カロリーカットと飲みすぎ防止の二重の効果があるわけです。
ただし、使うのは必ず「無糖」の炭酸水。
加糖の炭酸飲料で割ったら、せっかくの計算が台無しですからね。
ちなみに、炭酸水は強炭酸タイプがおすすめ。梅酒の濃厚な甘さに負けない爽快感が出るんですよ。
②空腹時を避けて食中・食後に飲む
梅酒というと食前酒のイメージが強いですよね。
でも、空腹にいきなり甘いお酒を入れると血糖値が上がりやすいとされています。
しっかり飲みたい日は食中・食後に回すのが無難です。
食前酒として楽しむなら、30〜50mlの少量にとどめましょう。
純アルコール換算で3〜6g程度なので、そのあとの晩酌の枠もちゃんと残せます。
③週に休肝日をつくり「毎晩の習慣化」を避ける
梅酒は甘くて飲みやすいぶん、ジュース感覚で毎晩の習慣になりやすいお酒です。
厚労省の目安(1日約20g)を週に換算すると約140g。
「週2日は休肝日、飲む日はロック2杯まで」といった週単位の管理にすると、無理なく総量を抑えられます。
私も週2日の休肝日を作るようになってから、体重と健康診断の数字がだいぶ落ち着きました。
※個人の感想です。
④糖質オフ銘柄・甘さ控えめの手作りを選ぶ
ここまでは「飲み方」の工夫でしたが、もうひとつ、梅酒そのものの糖質を減らすというアプローチがあります。
市販の糖質オフ梅酒を選ぶか、手作りで氷砂糖の量を調整するか。
これが意外と効果が大きいので、次の章でじっくり解説しますね。
糖質が気になる人の梅酒選び|市販・手作り・ノンアルの落とし穴

最後は銘柄選びと手作りの話です。
「梅酒は好きだけど、糖質がなぁ…」という人向けの解決策を、市販の糖質オフ→手作りの氷砂糖調整→ノンアルの盲点の順で紹介します。
市販なら糖質オフの本格梅酒|チョーヤ「さらりとした梅酒 糖質50%オフ」
先にひとつだけ。「今日は数字を忘れて、本気の梅酒を少しだけ」という日のために、The CHOYAのような本格梅酒を少量ずつ楽しむ付き合い方もアリですよ。
さて、太る不安への一番手軽な解決策は、メーカーが糖質を抑えて設計した梅酒を選ぶことです。
定番はチョーヤの「さらりとした梅酒 糖質50%オフ」。
従来の「糖質40%オフ」が2026年2月にリニューアルしたもので、糖質50%オフ・カロリー40%オフという設計です(同社「さらりとした梅酒」比・メーカー公表値)。
数字で見ると、100mlあたり77kcal・炭水化物8.8g(メーカー公表値)。
一般的な梅酒(約155kcal・約21g)の半分前後まで軽くなる計算です。度数も7%と控えめで、国産梅100%の本格梅酒基準を満たしています。
私も健康診断の数字が気になりだしてから、市販の梅酒はこの糖質オフに切り替えましたが、ソーダ割りにすれば甘さの物足りなさはほぼ気にならないですよ。
糖質が気になる方は、まず今の価格だけでもチェックしてみてください。
手作り梅酒は氷砂糖の量で糖質が激変する
実は、糖質コントロールの自由度でいうと手作り梅酒が最強なんです。
妻の実家では梅仕事の時期に梅酒を漬けるんですが、あるとき氷砂糖を標準レシピの半分ほどに減らしたものをもらったら、これが意外とイケる。
梅の酸味と香りが立って、大人の味になるんですよ。
基本レシピ(青梅1kg+ホワイトリカー1.8L)で、氷砂糖の量によって出来上がりの糖質がどう変わるか計算してみました。
※仕上がり約2.5Lとした概算です。梅由来の糖分は含みません。
注目してほしいのは、標準〜甘めのレシピだと、市販の梅酒(糖質約21g)より糖質が高くなりがちという点。
逆に氷砂糖を200g程度まで減らせば、市販の糖質オフ梅酒(100mlあたり糖質8.8g)と同水準の低糖質にできます。
ひとつ注意点。手作り梅酒は度数が20度前後と、市販品(10〜15度)よりだいぶ高めです。
1杯は45〜60mlの少量にとどめるのをお忘れなく。
| 氷砂糖の量(青梅1kg+ホワイトリカー1.8L) | 甘さの目安 | 糖質(100mlあたり) | カロリー(100mlあたり) |
|---|---|---|---|
| 200g | 超微糖(かなり酸っぱい。糖質オフ銘柄並み) | 約8g | 約180kcal |
| 400g | 微糖 | 約16g | 約210kcal |
| 500g | 甘さ控えめ | 約20g | 約225kcal |
| 700g | 標準レシピ | 約28g | 約255kcal |
| 1kg | 甘め(デザート級) | 約40g | 約300kcal |
【盲点】ノンアル梅酒でも糖質は高い
「じゃあノンアル梅酒なら太らないよね」と思った方、ちょっと待ってください。
チョーヤの「酔わないウメッシュ」(350ml)は147kcal・糖質36.4g(メーカー公表値)。
アルコールはゼロでも、糖質は梅酒ロック約2杯分もあるんです。
アルコール由来のカロリーがないぶんトータルでは軽いものの、「ノンアルだから太らない」は誤解。
糖質だけを見れば、しっかり甘い飲み物です。
休肝日の一本としては優秀ですが、糖質を気にするなら本数はほどほどにしておきましょう。
梅酒のカロリーに関するよくある質問(FAQ)
最後に、梅酒のカロリーについてよく聞かれる質問をまとめました。
結論はどれも「量と飲み方しだい」に尽きるんですけどね。
迷ったらこのFAQだけ読めばOKという要点だけ、短く答えます。
Q. 梅酒ロック1杯のカロリーは?
約90mlのロック1杯で約140kcal・糖質約18.6gです(日本食品標準成分表からの概算)。カロリーはビール350ml缶とほぼ同じですが、糖質はビール1缶の約1.7倍あります。
Q. 梅酒を毎日飲むと太りますか?
量しだいです。ロック1〜2杯(純アルコール約20g以内)に収まっていれば、直ちに太るとは言えません。ただし糖質の摂取が毎日積み上がること、甘くて杯数が進みやすいことから、習慣的な飲みすぎは体重増加につながりやすいとされています。週に休肝日を設けるのがおすすめです。
Q. 梅酒はダイエット中でも飲めますか?
「梅酒がダイエットに良い」とは言えません。飲むなら影響を抑える工夫が現実解です。具体的には、無糖ソーダ割り(梅酒60mlで約93kcal)を食中に1杯だけ。糖質オフ銘柄を選べば、さらに抑えられます。
Q. 梅酒に健康効果はありますか?
梅由来のクエン酸に疲労回復や食欲増進が期待できる「とされる」レベルで、確立された効能ではありません。お酒である以上、飲みすぎれば健康リスクのほうが上回ります。効果を期待して飲むものではなく、嗜好品として適量を楽しむのが正解だと思いますよ。
まとめ|梅酒は「量あたり」は不利、でも1杯を大事に飲めば戦える
最後に、この記事の要点をまとめます。
①梅酒は100mlあたり約155kcal・糖質約21gで、糖質を含むお酒では量あたりトップクラス
②ただしロック1杯なら約140kcalで、ビール350ml缶と同程度。糖質はビールの約1.7倍で不利
③厚労省基準の適量は、度数14%のロックで1日2杯(180ml)まで
④無糖ソーダ割り・食中飲み・休肝日・糖質オフ銘柄や甘さ控えめの手作りで十分対策できる
梅酒は「量あたり」の数字だけ見れば、確かに重いお酒です。
でも1杯を大事にゆっくり飲めば、ちゃんと付き合っていけるお酒でもあります。
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。妊娠中・授乳中の飲酒もお控えください。
数字を知ったうえで、今夜も適量でうまい一杯を楽しみましょう。
糖質が気になる方は、まずは糖質オフ梅酒から試してみてくださいね。


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