赤玉ポートワインって、体に悪いんじゃないか。
甘いし、手に取りやすい価格だし、「あれはワインじゃない」という話も聞く。そんな不安から検索した方も多いと思います。
先に答えを書いておきます。赤玉に、体に悪い物が入っているわけではありません。
気をつけるのは中身ではなく、甘さでつい進んでしまう量のほうです。
この記事では、出てくる数字がサントリーの公式・食品成分表・厚生労働省の算出式のどれから来たものかを、1つずつ書き分けています。
- 赤玉ポートワインは体に悪いのか(答えと根拠の出所)
- 今の名前「赤玉スイートワイン」と、度数14%・原材料・甘味果実酒という区分
- 添加物・糖・度数・安さ、4つの心配を1つずつ確認
- 550ml1本の純アルコール量と、厚労省ガイドラインの数字の読み方
- ソーダやお湯で割っても減らないもの
赤玉ポートワインは体に悪い?悪い物は入っていない。気をつけるのは量
赤玉ポートワイン(今の名前は赤玉スイートワイン)は、体に悪い物が入ったお酒ではありません。
公式の商品ページにある赤の原材料は、「濃縮還元ぶどう果汁(外国産)、輸入ワイン、ぶどう(日本産)/酸味料、ぶどう色素、酸化防止剤(亜硫酸塩)」。
添加物はどれも食品添加物として広く使われているもので、赤玉にだけ特別な物が入っているわけではありません。
気をつけるのは、甘くて飲みやすいので、量が進むこと。それだけです。
赤玉の度数は14%。550mlの瓶を1本飲みきると、純アルコールは約62gになります。
これは厚生労働省のガイドラインがいう「一時多量飲酒(1回の飲酒機会で純アルコール摂取量60g以上)」に届く量です。
ソーダやお湯で割っても、赤玉の量が同じなら、1杯の純アルコールは減りません(計算は後半に)。
糖が多いことも、度数が14%あることも、1杯で終われば大きな話ではありません。中身より、それが積み重なる「量」のほうに、気をつける理由が集まっています。
よく言われる心配と答えを、根拠の出所つきで並べるとこうなります。
| よく言われる心配 | 答え | 根拠の出所 |
|---|---|---|
| 添加物が入っている | 酸味料・ぶどう色素・酸化防止剤(亜硫酸塩)。表示どおりの添加物 | サントリー公式の商品ページ |
| 甘い=糖が多い | 普通の赤ワインより多い(成分表のスイートワインで比べると炭水化物は約9倍) | 食品成分表(参考値) |
| 度数・飲む量 | 度数14%。550ml1本で純アルコール約62g | 公式の度数+厚労省ガイドラインの算出式 |
| 安いから悪い物を使っている | 値段と中身の安全性は別の話。原材料は公式表示のとおり | 公式の商品ページ |
- 赤玉に体に悪い物は入っていない(原材料は公式表示どおり)
- 気をつけるのは甘さで進む量。550ml1本で純アルコール約62g
- ソーダやお湯で割っても、赤玉の量が同じなら純アルコールは減らない
赤玉ポートワインとは|今の名前は赤玉スイートワイン、度数14%の甘味果実酒
赤玉ポートワインは、サントリーが作っている甘いお酒です。
今は赤玉スイートワインという名前で売られていて、区分は度数14%の「甘味果実酒」です。
「名前が変わったのは中身が変わったから?」「ワインじゃないって本当?」。こうした疑問も、体に悪いかどうかの不安につながっています。ここで整理しておきます。
1973年に名前だけが変わった
まず名前の話から。サントリーのお客様センターは、こう答えています。
「赤玉ポートワインと赤玉スイートワインは、同じです」
「製法などは基本的には大きな変更はなく、名称のみの変更です」
変えた理由は、「原産地呼称(※)を守るマドリッド協定により、1973年にポートワインの名称使用を止め、『赤玉スイートワイン』へ変更いたしました」とのこと。
「ポートワイン」という名前は、産地の基準を満たしたお酒だけが名乗れる。そのルールに合わせた、ということです(公式FAQの注記を要約)。
変わったのは名前だけで、中身が別物になったわけではありません。
発売は1907年(明治40年)4月1日。公式の歴史ページには、創業のころ(1899年)の日本は「葡萄酒=薬用」という時代だった、と書かれています。
ただ、それは100年以上前の時代背景の話。今のサントリー公式の商品ページ・ブランドページ・FAQに、赤玉の健康効果は書かれていません。
基本情報(度数・原材料・容量)
赤玉スイートワインには赤と白があります。公式の商品ページの内容を、そのまま並べました。
赤玉スイートワインの度数は、赤も白も14%です。ほかのワインとの比較はワインのアルコール度数の記事にまとめています。
原材料を見比べると、白には「ぶどう色素」が入っていません。色素が入るのは赤だけです。
容量は550mlが基本で、赤には1,800mlの瓶(キングサイズ)と紙パックもあります(公式の商品ページで確認。度数は同じ14%)。
| 項目 | 赤 | 白 |
|---|---|---|
| 区分(公式) | 甘味果実酒 | 甘味果実酒 |
| アルコール度数 | 14% | 14% |
| 主原料(公式表示) | 濃縮還元ぶどう果汁(外国産)、輸入ワイン、ぶどう(日本産)/酸味料、ぶどう色素、酸化防止剤(亜硫酸塩) | 濃縮還元ぶどう果汁(外国産)、ぶどう(日本産)、輸入ワイン/酸味料、酸化防止剤(亜硫酸塩) |
| ぶどう品種 | コンコード種 | ナイアガラ種 |
| 容量 | 550ml | 550ml |
「ワインじゃない」と言われる理由
「赤玉はワインじゃない」と言われるのは、酒税法での区分の話です。
普通のワインは、酒税法では「果実酒」。赤玉はそれとは別の「甘味果実酒」で、サントリー自身もブランドページで「日本を代表する甘味果実酒」と書いています。
甘味果実酒は、酒税法第3条第14号で「次に掲げる酒類で果実酒以外のものをいう」と定められています。
中身を要約すると、果実に糖類を加えて発酵させたものや、果実酒などに糖類・ブランデー等・香味料・色素などを加えたものが当てはまります(ここは条文の要約です)。
ワインの種類全体の中での位置づけは、ワインの種類の記事で書いています。
ちなみに、赤玉を「酒精強化ワイン」と説明している記事も見かけますが、サントリーはそう呼んでいません。原材料表示にも、ブランデーやアルコールは出てきません。
本場のポートワインは、原産地の規定で度数19〜22%。14%の赤玉とは、度数からして別物です。
「ワインじゃない」は法律上の区分の話で、中身の安全性の話ではありません。
甘味果実酒だから体に悪い、とはなりません。
区分はそうとして、味はどうか。サントリーは赤を、「懐かしいぶどうジュースのような香りと、フルーティで甘い味わい」と説明しています。
赤玉が「体に悪い」と言われる理由を1つずつ確かめる
「赤玉は体に悪い」と言われる理由は、だいたい添加物・糖・度数・安さの4つです。
1つずつ、出所のある情報で確かめていきます。
先に書いておくと、4つのうち、中身そのものが問題になるものはありません。
糖と度数は、飲む量と組み合わさったときに効いてくる話です。
添加物(酸化防止剤・ぶどう色素)は表示どおり
赤の原材料にある添加物は、酸味料・ぶどう色素・酸化防止剤(亜硫酸塩)の3つです。
ぶどう色素は、名前のとおりぶどう由来の色素。
亜硫酸塩は、赤玉に限らず多くのワインに使われている酸化防止剤です。
どれも表示されているとおりの添加物で、それ自体を「体に悪い」とは言えません。
「無添加なら安全」「添加物が入っているから危険」という、どちらの話でもありません。
なお、白には色素が入っていません(上の基本情報の表のとおり)。
ワインを飲むと頭が痛くなる、という方はワインの頭痛の記事も参考にしてください。
糖は普通の赤ワインより多い(ただし公式の数字は無い)
甘いぶん、赤玉は普通の赤ワインより炭水化物もエネルギーも多いお酒です。
サントリーは赤玉の栄養成分(カロリー・糖質)を公開していません。下の数字は食品成分表の「スイートワイン」という一般的な値で、赤玉そのものの分析値ではありません。
ネットでは「赤玉は1杯〇kcal・糖質〇g」という数字も見かけますが、出所が書かれていないものが目立ちます。
そこでこの記事では、文部科学省の日本食品標準成分表(八訂)増補2023から、「スイートワイン」と「赤ワイン」を100mLあたりに換算して並べました。
成分表には「糖質」という項目がないので、炭水化物で比べています。お酒の糖は、ほぼこの炭水化物に含まれます。
成分表のスイートワインで比べると、炭水化物は赤ワインの約9倍、エネルギーは約1.9倍。
550mL1本分に換算すると、約713kcal・炭水化物約76gです。
とはいえ、太るかどうかを決めるのは、何を飲むかより何杯飲むか。
1杯で終われば1杯分、1本空ければ1本分です。
普通のワインのカロリーは、ワインのカロリーの記事で書いています。
| 区分(成分表の食品番号) | アルコール(容量%) | エネルギー(100mLあたり) | 炭水化物(100mLあたり) |
|---|---|---|---|
| スイートワイン(16029) | 14.5% | 約130kcal | 約13.9g |
| 赤ワイン(16011) | 11.6% | 約68kcal | 約1.5g |
| 比較(スイートワイン÷赤ワイン) | — | 約1.9倍 | 約9倍 |
| スイートワインで550mL1本分 | — | 約713kcal | 約76g |
※表は食品成分表(八訂増補2023)の一般的な値を100mLあたりに換算したもので、赤玉の公式値ではありません。
度数14%は普通のワインより少し高いだけ
赤玉の度数は、公式の表示で14%。
成分表の赤ワイン(11.6%)より少し高く、本場のポートワイン(19〜22%)よりは低い位置です。
つまり、度数だけ見れば、普通のワインより少し強い程度。
度数そのものが特別に危ないわけではありません。
問題になるのは、甘いせいで、14%あることに気づきにくいことのほうです。
「安いから悪い」は根拠にならない
赤玉は手に取りやすい価格帯のお酒です。そこから「安い=体に悪い物を使っている」と連想する人もいます。
原材料には、濃縮還元ぶどう果汁が使われています。これは表示に書かれている事実です。
ただ、それだけで質が悪いとか、体に悪いという話にはなりません。
値段と体への影響は、別の話です。
体への影響を決めるのは、値段ではなく飲む量のほう。高いワインでも、1本空ければそのぶんの純アルコールが体に入ります。
本当に気をつけるのは量|550ml1本で純アルコール約62g

赤玉で本当に気をつけるのは、中身ではなく量です。
550mlの瓶を1本飲みきると、純アルコールは約62gになります。
計算には、厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」(2024年)に載っている式を使いました。
摂取量(ml) × アルコール濃度(度数/100)× 0.8(アルコールの比重)
赤玉550mlなら、550 × 0.14 × 0.8 = 61.6g。
100mLなら11.2gです。
ワイングラスに100mLずつ注ぐとすると、550mlの瓶は5杯半ほど。
甘くて飲みやすいお酒だと、この5杯半が思ったより早く終わります。
この数字を、ガイドラインに出てくる2種類の量と照らし合わせます。単位が違うので、ここは分けて読んでください。
・1日あたり:「生活習慣病(NCDs)のリスクを高める量(1日当たりの純アルコール摂取量が男性 40g以上、女性 20g以上)」
・1回の飲酒機会あたり:「一時多量飲酒(1 回の飲酒機会で純アルコール摂取量 60g以上)」。ガイドラインは、これを避けるべきだと書いています
62gという数字は、1日あたりで見ると男性の40gの約1.5倍。1回あたりで見ると、一時多量飲酒の60gに届きます。
ガイドラインは一時多量飲酒について、「様々な身体疾患の発症や、急性アルコール中毒を引き起こす可能性があります」とも書いています。
ちなみに、「厚労省の適量は1日20g」という説明をよく見かけますが、2024年のガイドラインは適量を数字で決めていません。
20gは、以前の健康日本21(第一次)で「節度ある適度な飲酒」として示されていた数字です。
赤玉の量ごとに並べると、こうなります。
| 赤玉の量(グラスは100mL換算) | 純アルコール | ガイドラインとの照合 |
|---|---|---|
| 100mL(グラス1杯) | 11.2g | — |
| ソーダ1:1の1杯(赤玉100mL) | 11.2g | 割っても赤玉100mL分のまま |
| 約179mL(グラス2杯弱) | 20g | 1日あたり:女性の「リスクを高める量」20gに届く |
| 約357mL(グラス3杯半ほど) | 40g | 1日あたり:男性の「リスクを高める量」40gに届く |
| 550ml瓶1本(グラス5杯半) | 61.6g(約62g) | 1回の飲酒機会あたり:一時多量飲酒の60gに届く |
※40g・20gは1日あたり、60gは1回の飲酒機会あたりの量です。ガイドラインは40g・20gについて「これらの量は個々人の許容量を示したものではありません」と書いています。
- 私はワインを飲むとき、使うグラスを決めて、注ぐ量を最初に決めています。甘くて飲みやすいお酒ほど、この決め方が向いています
- ワインや梅酒は、開けたらその日のうちに飲み切ってしまうことも多いのが私の飲み方です。550mlの瓶でも、空ければ約62g。瓶を空けるかどうかで量が決まってしまうのが、甘い酒の油断しやすいところです
- お酒の量を自分で減らせないと感じたら、各都道府県の精神保健福祉センターに相談できます
飲んでみた感想|甘さで14%を忘れる酒
ここからは、私が赤玉を飲んだときの話です。
もともと私は、赤ワインが苦手でした。理由は渋み。
今は赤も好きになって、料理に合わせて白と使い分けています。そのあたりはワインがまずいと感じる理由の記事に書きました。
そんな私から見た赤玉は、「ワイン」より「甘いぶどうのお酒」でした。
最初の印象は、ぶどうジュース
口に入れた瞬間に来るのは、ぶどうジュースみたいな甘さ。
ワインを飲んでいる感じは、あまりしません。
赤ワインの渋みがないので、渋みが苦手だった頃の私でも飲めたと思います。
そのかわり、甘くて濃い。食事と合わせるより、単体か、食後に少しのほうが合うお酒だと感じました。
甘いので、14%あることを忘れる
困るのは、この飲みやすさです。
甘いのでスイスイ進んで、14%あることを忘れる。
もともと私は、ほかのお酒よりワインで酔いやすい自覚があります。
赤玉のときは、それがいつもより早く来ました。普通のワインと同じペースのつもりが、気づいたら回っていた、という感じです。
今思えば、甘さに度数が隠れていただけでした。
飲みやすいことと、体に入るアルコールが少ないことは、まったく別の話です。
ソーダで割ると軽くなる。でも、つい飲みすぎる
ストレートだと甘さが重いので、ソーダで割ってみました。
甘さが軽くなって、ぐっと飲みやすくなります。
ただ、飲みやすくなったぶん、ついつい飲んでしまうのはストレートのときと同じでした。
割ったから軽いお酒になった、というわけではありません。その理由は、次の章の表を見るとはっきりします。
公式のおすすめの飲み方と、割っても減らないもの

サントリーは、赤玉の飲み方を5つ紹介しています。
その前に、割って飲むときに知っておきたいことを1つ。体に入るアルコールの量を決めるのは、割り方ではなく「赤玉を何mL飲んだか」です。
ソーダやお湯で割っても、純アルコールは1滴も減らない
赤玉をソーダやお湯で割ると、グラスの中の度数は下がります。
でも、赤玉の量が同じなら、体に入る純アルコールは1滴も減りません。
度数が半分になるのは、同じ量のアルコールが2倍の液体に広がっただけ。
飲みやすくなって何杯も飲めば、むしろ増えます。
たとえば、ストレートなら2杯でやめていた人が、ソーダ割りで4杯飲めば、赤玉の量は倍。純アルコールも倍になります。
同じ理由で、割っても1杯に入る糖も変わりません。「割れば糖も半分」とはならないので、ここも注意してください。
お湯割りも同じです。温めてもアルコールが飛ぶわけではない、という話はホットワインのアルコールの記事で詳しく書いています。
赤玉100mLを、公式の比率どおり1:1で割った場合で比べると、こうなります。
| 飲み方 | グラスの中身 | 度数 | 純アルコール |
|---|---|---|---|
| ストレート | 赤玉100mL | 14% | 11.2g |
| ソーダ割り(1:1) | 赤玉100mL+ソーダ100mL=200mL | 7% | 11.2g |
| お湯割り(1:1) | 赤玉100mL+お湯100mL=200mL | 7% | 11.2g |
※割り材(ソーダ・お湯)にアルコールが入っていない前提の計算です。赤玉の量を減らして割れば、純アルコールもそのぶん減ります。
サントリーがすすめる5つの飲み方
ここからは、サントリーの公式サイトで紹介されている赤玉の5つの飲み方です(公式ページには缶商品の「赤玉パンチ」も並んでいますが、ここでは割り方の5つ)。
公式の言葉を、短く引きながら並べます。
ストレート
公式の言葉は「もちろんワイングラスでじっくりゆっくり」。
ブランドページにも「小さめのグラスでじっくりと」とあります。グラスを小さくすると、1杯の量が自然に決まります。
オン・ザ・ロック
「氷を入れて赤玉入れて。レモンを添えるのもよし」。
お湯割り
「赤玉とお湯、1対1の割合でどうぞ」。
ジュース割り
「オレンジやグレープフルーツのジュースで割ってお楽しみを」。
ソーダ割り
「赤玉1をソーダ1で割って、パンチスタイルで楽しもう」。
赤玉1にソーダ1が公式の比率です。
作るときは、よく冷やした赤玉に、冷えた炭酸水を静かに注ぐのが一般的なコツ。混ぜすぎないほうが泡が残ります。
甘さのある赤玉には、炭酸が強めのソーダのほうが、割ったときの味がぼやけにくくなります。
赤玉ポートワインのよくある質問
赤玉ポートワインについてよく聞かれることに、短く答えておきます。
Q. 赤玉ポートワインと赤玉スイートワインは同じ?
同じです。サントリーの公式FAQに「製法などは基本的には大きな変更はなく、名称のみの変更です」とあり、1973年に「赤玉スイートワイン」へ名前が変わりました。
Q. 赤玉にポリフェノールは入っている?
公式FAQの答えは「『赤玉スイートワイン<赤>』は、赤ワインを使用した甘味果実酒ですので、ポリフェノールは入っています」。公式は入っているかどうかに答えているだけで、体に良いとは言っていません。この記事でも、それ以上のことは書きません。
Q. 赤玉は太る?
赤玉の公式な栄養成分は公開されていません。食品成分表のスイートワイン(参考値)で比べると、エネルギーは赤ワインの約1.9倍です。ただ、太るかどうかを決めるのは何杯飲むかのほう。数字は本文の「体に悪いと言われる理由」の章にまとめています。
Q. 赤玉は何杯までなら大丈夫?
厚労省のガイドラインは、「何杯までなら安全」という数字を決めていません。そのかわり、杯数で数えると決めやすくなります。100mLのグラスなら、1杯11.2g・2杯22.4g・3杯33.6g・4杯44.8g。1日あたりの「生活習慣病のリスクを高める量」は、女性(20g)なら2杯目で、男性(40g)なら4杯目で超えます。550ml1本(5杯半)は約62gで、1回あたりの一時多量飲酒60gに届きます。飲む前に杯数を決めて、本文の表と照らし合わせてみてください。
Q. 赤と白は何が違う?
ぶどう品種が違います(赤はコンコード種、白はナイアガラ種)。公式の原材料表示では、白にはぶどう色素が入っていません。度数はどちらも14%です。白は公式で「スパイシーな香り」と説明されています。
Q. 赤玉はまずい?
好みが割れるお酒です。ネットの「まずい」という感想を見ると、理由はほぼ「甘すぎる・ジュースっぽい」。サントリー自身が赤を「懐かしいぶどうジュースのような香りと、フルーティで甘い味わい」と説明しているとおりで、辛口のワインを期待して飲むと「ワインじゃない」と感じます。甘いぶどうのお酒として飲むか、公式も案内しているソーダ割り(赤玉1:ソーダ1)にすれば甘さは軽くなります。ただし割っても純アルコールは減らないので、杯数だけは数えてください。
まとめ|赤玉は普通の甘いお酒。量だけ決めて飲む
赤玉ポートワイン(赤玉スイートワイン)は、体に悪い物が入ったお酒ではありません。
原材料は公式表示どおりで、「ワインじゃない」と言われるのは、甘味果実酒という法律上の区分の話です。
糖は普通の赤ワインより多め(成分表のスイートワインで比べた参考値)。度数は14%。
そして550mlを1本空けると、純アルコールは約62g。ソーダやお湯で割っても、この数字は減りません。
中身を心配するより、グラスに何mL注いだかを気にするほうが、赤玉で失敗しにくくなります。
だから赤玉で決めておくのは、最初に注ぐ量だけです。公式がすすめるように、小さめのグラスでじっくり。
100mLのグラスなら、杯数×11.2gが純アルコールの量です。
飲む量を先に決めて、その量を守って楽しんでください。
- 赤玉に体に悪い物は入っていない。「ワインじゃない」は区分の話
- 気をつけるのは量。550ml1本で純アルコール約62g=一時多量飲酒の60gに届く
- 割っても純アルコールは減らない。注ぐ量を最初に決める


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