ウイスキーグラスのおすすめを調べると、10個、20個と並んだ記事がたくさん出てきます。
読み比べても、結局どれを買えばいいのかは決まりません。
先に答えを書きます。ウイスキーグラスは、飲み方ごとに正解の形が1つずつあります。
迷ったら、自分がいちばんよく飲む飲み方のグラスを1個買えば十分です。
私はストレートもロックもハイボールも、その日の気分で飲みます。
いちばん多いのはハイボール。
気に入った酒だけは書斎に置いて、グラスと一緒に並べてあります。
- 飲み方別の正解の形(ハイボール・ロック・ストレート)
- 最初の1個の決め方
- グラスでウイスキーの味は変わるのか
- 容量と口径の決め方(早見表)
- ソーダガラスとクリスタル、食洗機に入れていいか
【結論】ウイスキーグラスは飲み方ごとに1個ずつ。最初の1個はいちばんよく飲む飲み方で選ぶ
ウイスキーグラスのおすすめは、飲み方ごとに1個ずつです。
形の種類は多く見えますが、家で飲む3つの飲み方に絞れば、選ぶ形はそれぞれ1つに決まります。
最初の1個は、いちばんよく飲む飲み方のグラスにしてください。
2個目、3個目は、飲み方が増えてからで遅くありません。
3つそろえば、それ以上は要りません。
1個で全部をまかなうのが難しいのは、飲み方ごとに求める条件がぶつかるからです。
ハイボールは、氷とソーダが入る量が要ります。
ロックは、大きい氷が入る口の広さが要ります。
ストレートは、香りを集めるすぼまった口が要ります。
広い口とすぼまった口は、1つのグラスでは両立しません。
私の場合、いちばん多いのはハイボールで、冬になるとロックとストレートが増えます。
なので私が最初の1個を選ぶなら、ハイボール用。
次がロック用、その次がストレート用、という順番です。
商品ページを見るときは、形の呼び名を3つだけ覚えておくと迷いません。
ハイボールはタンブラー、ロックはロックグラス(オールドファッショングラス)、ストレートはテイスティンググラス。
この3つの名前で探せば、関係ない形のグラスはほぼ外せます。
- ハイボール=薄手で400mL前後のタンブラー(この記事の1個目: 東洋佐々木ガラス 薄づくりハイボールグラス)
- ロック=氷が収まる口径(7cm以上)の厚底ロックグラス(1個目: カガミクリスタル〈校倉〉。毎晩食洗機で洗うなら東洋佐々木ガラス ナックHS)
- ストレート=口がすぼまったチューリップ型(1個目: グレンケアン ブレンダーズモルトグラス)
- 最初の1個は、いちばんよく飲む飲み方のグラス
グラスでウイスキーの味は変わる?形で香りの立ち方が変わる
グラスで、ウイスキーの味は変わります。
いちばん変わるのは、香りの立ち方です。
差が大きく出るのはストレート。
ハイボールでは、形よりも冷えと氷のほうが味を左右します。
グラスの形でアルコールの立ちのぼり方が変わることは確かめられている
グラスの形で、お酒から立ちのぼるアルコールの出かたが変わる。
これは実験で、目に見える画像にされています。
東京医科歯科大学(現・東京科学大学)生体材料工学研究所の三林浩二教授らの研究グループが、2015年に発表した研究です(Arakawa et al., Analyst, 2015)。
ワイングラス、カクテルグラス、ストレートグラス(筒形のグラス)の3種類にワインを注ぎ、立ちのぼるエタノール(アルコール)の蒸気を、研究グループが開発した専用のカメラ(スニファーカメラ)で画像にしました。
ワインの温度は13℃と24℃の2つの条件で調べられています。
そのうち13℃のワインを入れたワイングラスでは、縁の近くにアルコール濃度の高いリング状の模様が現れ、中央は比較的低かったと報告されています。
ただし、これはワインとワイングラスの研究で、ウイスキーで確かめたものではありません。
ここから言えるのは、グラスの形でアルコールの立ちのぼり方が変わるというところまでです。
そのうえで形の理屈を言えば、口がすぼまったグラスは香りを鼻先に集め、口の広いグラスは香りを散らします。
ストレート用のグラスがチューリップ型をしているのは、このためです。
私の場合、ストレートでいちばん違いが出た
私の場合、グラスを替えたら、同じウイスキーでも味が全然違いました。
いちばん違ったのはストレートです。香りの来かたがまるで変わる。
ハイボールは、グラスの形より、ちゃんと冷えているかどうかのほうが大きかったですね。
なので、高いウイスキーのハイボールはグラスで飲みますが、安いウイスキーのハイボールはサーモスの保冷マグやタンブラーに入れて、キンキンにして飲みます。
夏はこれが最高です。
ハイボールとロックは、形より「冷え」と「氷」で決まる部分が大きい
ハイボールは、グラスの形の差より、冷えと氷の量が効きます。
サントリーの公式サイトでは、グラスに氷をいっぱいに入れて冷やし、ウイスキー1に対してソーダ3〜4で割る作り方が紹介されています。
グラス、ウイスキー、ソーダをしっかり冷やしておくことも挙げられています。
だからハイボール用のグラスで見るべきは、形よりも氷をいっぱいに入れても量が収まるかです。
私も氷はグラスいっぱいに詰めます。少なく入れたほうが薄まらないと思われがちですが逆で、氷が多いほうが溶けるのが遅く、かえって薄まりません。
ロックは、氷が溶けて薄まる速さが味を左右します。
私は普段はコンビニのロックアイスで、人に出すときは自分で作った丸氷を使います。丸氷は口径が足りないと入らないので、氷の大きさとグラスの口径が合っているかが、ロックグラス選びの要になります。
飲み方別ウイスキーグラス早見表|容量・口径・形の決め方

ウイスキーグラスの種類は多く見えますが、選び方の軸は2つだけです。
1杯に入れる量(+氷)から容量を逆算することと、口の形です。
下の表は、3つの飲み方について、その2つを並べたものです。
家のコップで代用できるかどうかも入れておきました。
表の見方はシンプルです。
容量は「1杯の量+氷」から逆算します。
だからハイボール用は大きく、ストレート用は小さくていい。
大きければいいわけでも、小さければ上品なわけでもありません。
飲み方に合った大きさが、そのまま正解になります。
ハイボールは、量がいちばん多い飲み方です。
液体だけで120〜150mL、そこに氷がいっぱい入るので、グラスも大きいものが要ります。
ロックは、量より氷の大きさで決まります。
容量は250〜300mL級で足りますが、口径が狭いと大きい氷が入りません。
ストレートは、注ぐ量が少ないぶん、グラスは小さくていい。
そのかわり、口の形だけはゆずれません。口が広いと、せっかくの香りが逃げてしまいます。
※ハイボールの液量は、ウイスキー30mL(シングルの一般的な量として置いた仮定)と、サントリー公式の比率1:3〜4からの計算値です。
| 飲み方 | 1杯に入れるもの | 容量の目安 | 口径・飲み口 | 形の理由 | 家のコップで代用 |
|---|---|---|---|---|---|
| ハイボール | ウイスキー30mL+ソーダ90〜120mL(計120〜150mL)+氷いっぱい | 400mL前後(370〜420mL程度) | 口径は問わない。飲み口は薄手 | 量と冷えが要る | しやすい(背の高いコップで可) |
| ロック | ウイスキー30〜60mL+大きい氷 | 250〜300mL級 | 口径7cm以上(丸氷は7〜8cm) | 氷が収まる。厚底で倒れにくい | 口径が合えば可 |
| ストレート | ウイスキー数十mL | 約190〜200mL | 口がすぼまる | 香りを集める | しにくい(口が広いと香りが散る) |
ハイボール用のおすすめ|薄手で400mL前後のタンブラー
ハイボールのウイスキーグラスは、薄手で400mL前後のタンブラーがおすすめです。
タンブラーは、脚のない筒形のグラスのことです。
400mL前後が要る理由|氷一杯+1:3〜4のソーダが収まる
サントリーの公式サイトで紹介されているハイボールの比率は、ウイスキー1:ソーダ3〜4。
氷はグラスにいっぱい入れます。
ここから容量を計算してみます。
ウイスキーをシングルの30mL(一般的な1杯の量として置いた仮定です)とすると、
30mL×(1+3)=120mL
30mL×(1+4)=150mL
液体だけで120〜150mL。
これに、いっぱいの氷が加わります。
300mL級のグラスに氷を詰めてから150mLを注ぐと、かなり窮屈です。
400mL前後(370〜420mL程度)なら、氷いっぱいでも収まりやすい。
この400mLは、メーカーの推奨ではなく、公式の比率から計算した目安です。
グラスや材料の冷やし方はハイボールがまずくなる原因、作り方の手順はハイボールの作り方にまとめています。
飲み口は薄いほうがいい|炭酸の口当たりが変わる
ハイボールのグラスは、飲み口が薄いほうが向いています。
口に当たる感触が軽くなって、炭酸のシュワッとした刺激が前に出やすいからです。
そのかわり、薄いほど割れやすくなります。
毎晩使うなら、食洗機に入れられるか、手洗いが前提かを先に決めておくと選びやすくなります。
素材と手入れの話は、後半でまとめます。
ハイボールの味を左右する残りの2つ、炭酸水と氷は、それぞれ別の記事で詳しく書いています。
選ぶならこの1個|東洋佐々木ガラス 薄づくりハイボールグラス
ハイボール用の1個目は、東洋佐々木ガラスの薄づくりハイボールグラスです。
メーカー公式ストアの表記で、容量は420mL、口径75mm、高さ143mm。素材はソーダライムガラスで、日本製(千葉工場)です。
氷をいっぱいに入れて、ソーダ1:4で割っても収まる大きさがあります。
同じページに食洗機対応と書かれています。薄づくりでも食洗機に入れられるのは、メーカー独自の全面イオン強化加工で耐久性を補っているためです。
毎晩使う1個目として扱いやすいグラスです。木製ケース入りの2個セットで売られています。
飲み口の薄さを優先するなら|松徳硝子 うすはり タンブラーL
飲み口の薄さをいちばんに考えるなら、松徳硝子のうすはり タンブラーLです。
名前のとおり、ごく薄く吹かれたグラスです。
メーカーの公式カタログの表記で、容量は約375mL、口径7cm、高さ13.5cm。素材は無鉛のバリウムクリスタルガラスです。
400mLより少し小さいので、氷を詰めたら比率は1:3寄りにすると収まりがいい大きさです。
薄さと引き換えに、手入れは手洗いが前提です。公式サイトのお手入れページには、食器洗い乾燥機は機種によっては高温の水でグラスが破損する場合があるので使用を控えるように、と書かれています。
毎晩食洗機で洗いたい人は、上の薄づくりハイボールグラスのほうを選んでください。
同じシリーズにSS・S・M・LLもあるので、選ぶときは「L(約375mL)」を確かめてください。
グラスにこだわらないなら|サーモス 真空断熱タンブラー 420ml
ハイボールは冷えが味を左右するので、グラスの代わりに真空断熱のタンブラーを使う手もあります。
販売ページの表記では、容量420mL、保冷効力は1時間で7度以下、食洗機に対応しています。
ステンレスなので割れず、冷たい飲み物を入れても外側が結露しないとされています。
中が見えないので、色や泡を眺めたいときはグラスのほうが向いています。
ロック用のおすすめ|氷が収まる口径の厚底ロックグラス

ロックのウイスキーグラスは、氷が収まる口径の厚底ロックグラスを選びます。
ロックグラスは、オールドファッショングラスとも呼ばれる、背の低い広口のグラスです。
口径は7cm以上|丸氷・大きい氷が入るかで決まる
ロックは、大きい氷を入れて、溶けにくくして飲むのが基本です。
なので最初の条件は、口径が氷の大きさに合うかです。
グラス選びの目安としてよく挙げられているのは、袋入りの氷なら口径7cm前後、丸氷なら7〜8cm。
丸氷は直径6cm前後のものが一般的なので、少し余裕を持たせた数字です。
規格があるわけではありませんが、口径7cm以上を選んでおけば、大きい氷にも対応しやすくなります。
内側が途中ですぼまっている形だと、丸氷が引っかかって底まで落ちないことがあるので、そこも見ておくと安心です。
容量は250〜300mL級が使いやすい大きさです。
大きすぎると、氷とウイスキーが底のほうに少なく見えます。
小さすぎると、大きい氷が入りません。
氷そのものの選び方は、ハイボール・ロックの氷の記事で詳しく書いています。
厚底で重いほうが倒れにくく、手の熱も伝わりにくい
ロックグラスは、底が厚くて重心が低い形が一般的です。
氷を入れて軽く回しても安定し、倒れにくい。
厚みがあるぶん、手の温度もウイスキーに伝わりにくくなります。
ロックは、氷が少しずつ溶けるのを待ちながらゆっくり飲む飲み方です。
テーブルに置いたときの安定感は、思った以上に大事になります。
選ぶならこの1個|カガミクリスタル ロックグラス〈校倉〉
ロック用の1個目は、カガミクリスタルのロックグラス〈校倉〉です。
カガミクリスタルの公式サイトの表記で、口径は86mm。
丸氷の目安7〜8cmより広く、大きい氷がそのまま入ります。
容量は270mL、高さ85mm。
クリスタルガラスで、木箱に入っています。
贈り物にも選ばれるグラスです。
販売ページには食洗機の可否の表記が見当たりません。耐熱仕様ではないので冷温か常温で使うように、という注意書きはあります。
洗いかたは、手元に届いた商品の取扱表示に合わせてください。
毎晩食洗機で洗うつもりなら、下のナックHSのほうが条件に合います。
毎晩食洗機で洗うなら|東洋佐々木ガラス ナックHS 10オールド
毎晩、食洗機でガシガシ洗いたいなら、東洋佐々木ガラスのナックHS 10オールド(T-20113HS)が条件に合います。
メーカー公式ストアの表記で、口径87mm、容量315mL、高さ94mm。素材はソーダライムガラスで、日本製(千葉工場)です。
食洗機対応で、割れやすい口の部分に強化加工(HS=ハードストロング)がされています。
口径は〈校倉〉とほぼ同じなので、丸氷も入ります。
公式ストアでは6個セットですが、1個から買える販売店もあります。入数は買う前に確かめてください。
ストレート用のおすすめ|口がすぼまったチューリップ型
ストレートのウイスキーグラスは、口がすぼまったチューリップ型がおすすめです。
テイスティンググラスとも呼ばれます。
口がすぼまると香りが集まる
チューリップ型は、ふくらんだ胴で香りを溜めて、すぼまった口で鼻先に集める形です。
前半で紹介した研究でも、グラスの形でアルコールの立ちのぼり方が変わることが画像で示されていました。
逆に、口の広いロックグラスでストレートを飲むと、香りが散りやすくなります。
ストレートを飲むなら、ロック用とは別に1個あったほうがいい理由はここです。
ストレートのアルコールの強さが気になる人は、ストレートがきついときの飲み方も参考にしてください。
容量は約190〜200mL、注ぐのは少しでいい
グレンケアンの容量は、本家サイトの表記で200mL、国内の販売店の表記で190mLと、少し揺れがあります。
ここでは約190〜200mLとしておきます。
ただし、満杯まで注ぐグラスではありません。
注ぐのはグラスの下のほう、数十mLだけ。
上に余白があるから、そこに香りが溜まります。
香りをみるときは、いきなり鼻を突っ込まず、少し離したところから近づけていくのがコツです。
すぼまった口に香りが集まっているぶん、アルコールの刺激も一緒に来やすいからです。
国内の販売店の説明では、容量に余裕があるので、ウイスキーと同じ量の水を足すトワイスアップにも向くとされています。
少しずつ水を足して、香りの変わり方をみるのにも使えます。
選ぶならこの1個|グレンケアン ブレンダーズモルトグラス
ストレート用は、グレンケアン ブレンダーズモルトグラスです。
スコットランドのグレンケアン社がつくる、テイスティンググラスの定番です。
国内の販売店の表記では、高さ115mm、口径46mm、いちばん太いところで66mm、容量190mL。
食洗機は「可」となっています。
本家サイトの表記でも、無地の標準品は容量200mL、無鉛クリスタルで、食洗機は「Yes」です。
ただ、同じ本家サイトでも、装飾入りのモデルには食洗機「No」と書かれたものがあります。
無地は食洗機可、装飾入りは不可のものがあるので、買う前に商品ページの表記を見てください。
素材と手入れ|ソーダガラスとクリスタル、食洗機に入れていいか
ウイスキーグラスの素材は、大きくソーダガラスとクリスタルガラスの2つです。
ソーダガラス(ソーダ石灰ガラス)は、日常使いのコップに多い一般的なガラスです。
丈夫で、食洗機に対応した商品が多くあります。
クリスタルガラスは、透明感と輝きが高く、指ではじくと澄んだ音がします。
商品によっては食洗機が使えず、手洗いを勧めているものもあります。逆に、クリスタルでも食洗機に入れられるものはあります(グレンケアンの無地がそうです)。
答えは1つです。
素材で決めない。先に「食洗機で洗うか、手で洗うか」を決める。
洗うのが面倒なグラスは、だんだん棚から出てこなくなります。
毎晩食洗機で洗うなら、この記事の5個では薄づくりハイボールグラス・ナックHS・グレンケアン(無地)の3つが条件に合います。
手で洗えるなら、うすはりや〈校倉〉のように、薄さや輝きで選んでかまいません。贈り物も同じです。
食洗機の可否は同じブランドでも商品ごとに違うので、買う前に商品ページの表記を確認してください。
手で洗うときは、グラスをひねるように洗わないのが基本です。
薄いグラスほど、ひねる力で割れやすくなります。松徳硝子の公式カタログにも、内側から力を入れてひねり洗いをすると破損の原因になるので柄付きのスポンジを勧める、と書かれています。
松徳硝子が食洗機を控えるよう案内する理由として公式に挙げているのは、洗剤の成分による曇りと、水圧や温度差(機種によっては高温の水)による破損です。
食洗機対応のグラスでも、この2つは頭の片隅に置いておいて損はありません。
洗ったあとは、水滴の跡が残らないうちに乾いた布で拭いておくと、透明感が長持ちします。
| 素材 | 特徴 | 食洗機 | 向く使い方 |
|---|---|---|---|
| ソーダガラス | 丈夫で扱いやすい | 対応品が多い | 毎晩使って食洗機で洗う |
| クリスタルガラス | 透明感・輝き・澄んだ音 | 商品による(手洗い指定のものも、対応品もある) | 手洗いできる人・贈り物 |
ウイスキーグラスのよくある質問
Q. 家のコップで代用できる?
ハイボールなら、背の高いコップで十分代用できます。氷をいっぱい入れて400mL前後入るなら、働きは同じです。ロックは口径が氷に合えば代用できます。代用しにくいのはストレートで、口の広いコップだと香りが散ります。
Q. ワイングラスで代用できる?
口がすぼまったワイングラスなら、ストレートの香りを集める用途では近い働きをします。チューリップ型に形が近いものほど向いています。
Q. ショットグラスは要る?
ショットグラスは、ひと口で飲む、または量を量るためのグラスです。家で飲むハイボール・ロック・ストレートの3つには入れなくて大丈夫です。
Q. プレゼントに選ぶなら?
相手がいちばんよく飲む飲み方のグラスを1個選ぶと外しません。飲み方が分からなければ、木箱入りのロックグラス(〈校倉〉など)は贈答向きです。
Q. グラスは冷やしておいたほうがいい?
ハイボールは冷やしておくのが基本です。サントリーの公式サイトでも、グラス・ウイスキー・ソーダをしっかり冷やしておくことが挙げられています。ロックは氷で冷えるので、そこまで気にしなくて大丈夫です。ストレートは香りを楽しむ飲み方なので、グラスは冷やさずに使います。
Q. ストレート用のグラスでロックは飲める?
大きい氷は入りません。グレンケアンの口径は国内販売店の表記で46mm。丸氷の目安(7〜8cm)よりかなり狭いからです。ロックで飲む日が多いなら、口径7cm以上のロックグラスを別に1個用意するほうが楽です。
Q. ロックグラスでハイボールは作れる?
作れますが、窮屈です。ウイスキー30mLを1:3〜4で割ると、液体だけで120〜150mL。氷をいっぱい入れると、250〜300mL級のロックグラスでは収まりにくくなります。ハイボールを飲むことが多いなら、400mL前後のタンブラーのほうが楽です。
お酒は20歳になってから。飲むときは適量で楽しんでください。
まとめ|迷ったら、いちばんよく飲む飲み方のグラスを1個
ウイスキーグラスのおすすめを、もう一度まとめます。
選ぶ形は、飲み方ごとに1つずつです。
最初の1個は、いちばんよく飲む飲み方で決めてください。
私はハイボールがいちばん多いので、選ぶならハイボール用から。
冬にロックとストレートが増えてきたら、2個目、3個目です。
3つそろえば、それ以上は要りません。
グラスが決まったら、家ハイボールの残りの道具、炭酸水・氷・冷やし方もあわせて見てみてください。
- ハイボール=薄手で400mL前後のタンブラー(東洋佐々木ガラス 薄づくりハイボールグラス)
- ロック=口径7cm以上の厚底ロックグラス(カガミクリスタル〈校倉〉/食洗機派は東洋佐々木ガラス ナックHS)
- ストレート=口がすぼまったチューリップ型(グレンケアン ブレンダーズモルトグラス)


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